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・『シックハウス』って何ですか?
●「シックハウス」は、英語で病気を意味する「シック」と、家を意味する「ハウス」の2つが組み合わされてできた、和製英語です。
●住宅の化学建材から発生する、揮発性化学物質などが原因で、居住者に、頭痛・吐き気・目の痛みなど様々な体調不良、または健康障害を引き起こす「住宅」や、化学物質濃度の高い「住宅」のことを、「シックハウス」と呼んでいます。
・『シックハウス症候群』って何ですか?
●化学物質を発散する建材や、内装材の使用等により、新築・改築後の住宅において、化学物質による室内空気汚染等により、居住者に様々な症状があらわれ、体調不良が生じる状態をいいます。
●症状は多様で、症状発生の仕組みをはじめ未解明な部分が多く、また様々な複合要因が考えられることから、このような症状を「シックハウス症候群」と呼んでいます。
●「シックハウス症候群」は、国際的に用いられている「シックビルディング症候群」から転じた用語です。
●WHO(世界保健機関)では、次のような症状をあげています。
@.目(とくに眼球の結膜)や、鼻の粘膜、のどの粘膜などがチクチクする
A.唇などの粘膜が、乾燥する
B.皮膚に紅斑(こうはん)、じんましん、湿疹が出る
C.疲れやすい
D.頭痛がしたり、気道の病気に感染しやすい
E.息が詰まる感じや、気道がぜいぜい音を出す
F.非特異的な過敏症になる
G.目まいや吐き気、嘔吐を繰り返す
●このような症状が1つ、又は2つ以上あらわれる病気を、シックハウス症候群といっています。
●これは後天的(生まれつきでない)なもので、季節によって、ストレスによって、また、特定の化学物質にふれたりすると何度も再発します。しかも、わずかな量の化学物質で影響が出ます。
●その他、一般的にあげられる症状は以下の通りです。
◆ 風邪にかかりやすく、治りにくい
◆ 湿疹など皮膚障害・アトピー性皮膚炎の再発や悪化
◆ 立ちくらみ
◆ 耳鳴り
◆ 肩こり・冷え
◆ 異常に汗をかく
◆ 手足のむくみ
◆ 筋肉痛
◆ イライラして怒りっぽい
◆ 腰痛
◆ 手先・足先がしびれる
●一度に大量の化学物質に接したり、少しずつ長期に特定の化学物質にさらされると、あるときから体が、その化学物質に過剰に反応するようになります。一旦過敏症になると、その後極めて微量の同系統の化学物質に対しても過敏症になり、これを「化学物質過敏症」と呼んでいます。
●残念ながら、化学物質との因果関係や発生メカニズムについてはまだまだ未解明な部分が多く、今後の研究の発展が期待されている状況です。
●あまり聞きなれない名前かもしれませんが、ここ十数年のあいだに患者が増えてきています。アメリカやカナダでは、10人に1人が「化学物質過敏症」といわれています。
●化学物質に囲まれる現代社会で、長い間、たくさんの化学物質を体の中に取り込んでいる私たちは、昔では考えられなかった症状があらわれるようになりました。家の中にある化学物質が、ごく微量だからといって安心はしていられません。
●一般的にあげられる症状は以下の通りです。
◆ 持続あるいは反復する頭痛
◆ 筋肉痛あるいは筋肉の不快感
◆ 持続する倦怠(けんたい)感・疲労感
◆ 関節痛
◆ アレルギー性皮膚症状
◆ ノドの痛み
◆ 微熱
◆ 目のかすみ
◆ 腹痛 ・下痢又は便秘
◆ 集中力や思考力の低下・物忘れ
◆ 精神的不安定(興奮 ・うつ)・不眠
◆ 月桂過多、異常など
◆ 嗅覚や味覚の異常
●厳密な区別は難しく「シックハウス症候群」と「化学物質過敏症」は、同じような症状があらわれます。「シックハウス症候群」では化学物質がある程度の濃度になって症状があらわれるのに対して、「化学物質過敏症」では、非常に低濃度でも症状があらわれます。
また、「シックハウス症候群」では、原因となる住居を離れれば症状が改善、あるいは消えることが多いのですが、「化学物質過敏症」では一定の住居や建物に限らず、化粧品や洗剤、排気ガスなどに含まれる微量の化学物質といった、あらゆる環境において過敏に反応してしまいます。タバコの煙は多数の化学
物質を含んでいるため、非常に苦痛となります。
また、「シックハウス症候群」の人は、基本的に吸入性化学物質にのみ反応しますが、「化学物質過敏症」の人は、飲食物に添加された化学物質に反応したり、ときには薬剤にも反応してしまうため、薬が全く飲めなくなったりすることもあります。
また、この中間のような反応を示す人も少なくなく、環境中の化学物質に対する過敏反応という共通点からも、「シックハウス症候群」と「化学物質過敏症」は連続性のある病気と考えられています。
いずれも、日常生活の長時間を住居内で過ごす、主婦層に特に多く見られることから、住居内の化学物質汚染によるものが最も有力な原因と考えられており、現実、新築や改築後に突然発症したという例が多数報告されています。
●20世紀後半は、化学工業製品の全盛時代です。住宅を造るときには、合板や塩化ビニール、化学物質を含んだ接着剤や塗料がたくさん使用されています。また、家の中には、合成繊維やプラスチック製品があふれ、芳香剤や防虫剤、殺虫剤に洗剤が使用され、化学物質が充満しています。
そして、住宅は高気密化により、隙間風がなくなり、家の中の空気の流れはなくなりました。更に、住宅は高断熱になり、より一層、窓を開放する機会をなくしました。
また夏は、エアコンがきいた涼しい部屋で、汗をかくことも減り、代謝によって体内に蓄積された化学物質を放出する機会すら、失ってしまいました。
このようないくつかの悪い要因が重なり、近年「シックハウス問題」が、騒がれるようになってしまったと考えられます。
●『ホルムアルデヒド』って何ですか?
●「ホルムアルデヒド」は、無色で刺激臭の強い気体で、水に良く溶けます。その水溶液は、ホルマリンとして、古くから消毒液として使用されているものです。
●「ホルムアルデヒド」は、合板や壁紙施工用の接着剤、塗料や各種建材の安価な防腐・殺菌剤として使用されてきました。
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